2019年12月27日
令和元年11月22日に文部科学省研究交流センター(茨城県つくば市)で開催された第6回生物音響学会年次研究発表会において、生物資源科学専攻応用生物学コース所属の中村頌湧さんがOutstanding Presentation Award(生物音響学会優秀賞)を受賞しました。
生物音響学会は、生物が持つ音に関する能力や、生物に与える音の影響等についての研究・調査する研究者が集う学会として、2014年5月に発足した学会です。年次研究発表会は、全ての発表と討論とが英語で行われること、ポスター発表を主要な発表方法と位置づけていること、学生および博士号取得後3年以内の若手研究者が行った優れた発表に対して表彰が行われること、などの特徴があります。
中村さんの発表題目は “Does the trapdoor spider Latouchia typica use vibration as the cue of predatory behavior?”[邦訳:キシノウエトタテグモは捕食行動の手がかりとして振動を用いるか?]で、地中性クモ類の捕食行動に振動が決定的な役割を果たしていることを感覚遮断実験により実証した内容が評価されました。