本分野では人間の生き方(生態)を、さまざまな「資源」との関係から考察する。「資源」には自然資源、文化資源、社会資源などがあり、それらの状況は「地域」により異なる。研究テーマは人類学や地理学の先行研究に学びながら、人間の生存基盤としての生業や、衣・食・住に関わる文化の問題を主にとりあげる。そして研究を進める際には、特定の地域や集団を対象にフィールドワークを行い、観察・聞き取り・計測を通して集めた具体的な事例データを分析して考察を深める。調査地は、主に日本(九州)と東南アジアで、農村に限らず都市との関係を含めて調査する。およそ下記枠組に沿って、各自個人テーマを決めて研究する。
生態人類学、人文地理学
自然資源、農村、生業、近代化、東南アジア(タイ)